蜻蛉目(トンボ目) の昆虫
トンボは起源の古い昆虫のうちの一つですが、いわゆる「トンボ」と呼ばれるものだけの単一の分類群です。
亜目としては「ムカシトンボ亜目」「均翅(イトトンボ)亜目」「不均翅亜目」の三群に分かれます。(ムカシトンボ亜目はムカシトンボなど、わずかな種類しか存在していません)
飛翔に特化した形態で、全てが例外なく肉食のハンターです。
不完全変態をし、幼虫は(例外的なものを除いて)水生で「ヤゴ」と呼ばれ、下あごを大きく伸ばして獲物を捕らえます。
均翅(イトトンボ)亜目
均翅亜目のトンボは前翅と後翅がほぼ同じ形状をしていて、形態はいわゆるイトトンボ的な姿をしています。
幼虫は細長い体で腹部の末端には外鰓が付いおり、体をくねらせて泳ぎます。
イトトンボ科 アオイトトンボ科 モノサシトンボ科 カワトンボ科
○ムスジイトトンボ
不均翅亜目
均翅亜目のトンボは前翅と後翅の形状が異なり、より高速の飛行に適した体付きをしています。
幼虫は全体にずんぐりしていて、多くは腹部に取り込んだ水を後方に噴射して泳ぐことが出来ます。
オニヤンマ科 ヤンマ科 サナエトンボ科
〇サラサヤンマ ○モイワサナエ ○クロサナエ ○ウチワヤンマ ○タイワンウチワヤンマ ○アオサナエ
トンボ科 ○ウスバキトンボ ○コノシメトンボ 〇コフキショウジョウトンボ ○ホソミシオカラトンボ