クロイトトンボ

トンボ目 均翅亜目 イトトンボ科 

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成熟オスは青白い粉をまとい、名前とは裏腹に「青いトンボ」に見える。

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腹部8〜9節の青が目立つ。

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未熟なうちは複眼の後ろの青紋も目立つ。

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未成熟なオスと思われるもの

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連結して産卵中のペアを見付けました。

「クロイトトンボ」はほぼ日本本土全体(北海道から本州・四国・九州)にかけて広く分布する普通種で、高山帯を除く山地から海岸近くの湿地まで広い範囲で見られるとのことですが、やや小型であまり目立たないため目にする機会は少ないように感じます

オスは黒っぽいメタリックカラーで複眼後部に青紋があり、腹部第8・9節が明るい青ですが、成熟するとともに青い粉を帯びて「全体が青っぽいイトトンボ」というイメージです。
メスは全く異なる色合いのようですが、まだ「これがクロイトトンボのメス」という写真が撮れていません(^^;

-------------------------- 2023.09 メスの写真を追加しました -------------------------

連結して産卵中のペアを見付けました。
本種のメスは同所的に見られる「セスジイトトンボ」や「アオモンイトトンボ」によく似ているため、なかなか見分けられていないだけだったようです(^^;
それにしても、場所によっては個体数は多いのに何故か連結したり産卵しているペアと出会う確率が低いような気がしますね。