モモブトセダカバエの一種

双翅目 セダカバエ科  約4mm

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有翅アブラムシ?を捕食中。

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ユスリカの一種?を捕食中。

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交尾中のペア。よく見るとオスの前脚脛節がやけに太いし、翅も幅広なので別種かも…?
  

--------------------- 2024.08.27 種名訂正しました ---------------------

「オドリバエの一種」としていましたが、2024年に刊行された「ハエハンドブック」(文一総合出版)で初めて「セダカバエ科」の一種だということが判りました。
ただし、やはり種の同定自体は困難で、恐らく「モモブトセダカバエ」の一種であろうというところまでしか判りません。

オドリバエやセダカバエの仲間は多くは捕食性で、他の昆虫を捕らえて体液を吸います。
オドリバエの場合は交尾の際にオスからメスへ獲物をプレゼントする習性のものや、獲物の代りにオスが作った綿毛のようなダミーを渡して交尾するものまでいるということです。
2007年3月に刊行された「
シンカのかたち 進化で読み解くふしぎな生き物」で判り易く取り上げられています。
↑ishidaも少しだけ別の記事で協力しているので宣伝(^^;
セダカバエの仲間が婚姻贈呈の習性を持っているのかどうかについては不明です。

セダカバエの仲間としては2006年5月のGW中に豊橋市の湖西連峰の尾根を歩いていた際に多数飛んでいるのを見つけたものは別の種ですが、2007年はもっと小型のものが多数見られ、逆に昨年と同じものは見当たりませんでした。

こちらの種は2006年はそれほど多くは見られず、散発的に目にする程度でしたが、2007年は湖西連峰、豊川市のどちらでも多数目にしました。

複眼は赤くて身体は真っ黒、翅は暗褐色で肢はトゲや剛毛で覆われています。
強大な後肢でユスリカなどの小型の昆虫を捕らえて体液を吸います。