オオルリコンボウハバチ 

膜翅目(ハチ目) コンボウハバチ科  体長18mm前後

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まるで大型のアブのようなずんぐりした体形です。翅の先端のみ明瞭な暗色部があります。

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腹部にはなんとも形容しがたいメタリックな輝きがあります。

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コンボウハバチの仲間は多くが大型で、触角が棍棒状になっていることからの命名です。
本種も体長18〜20mmほどと「ルリコンボウハバチ」よりもやや大型でに見えます。

「ルリコンボウハバチ」との違いが今一つ判りづらく、明確に比較できる差別ポイントが述べられなくて申し訳ないんですが…以下のように見分けました
・本種のほうが前翅中央部の斑紋が明瞭(「ルリ」は前翅の斑紋が前縁のみで不明瞭)
・本種は前後翅の付け根が黄色で末端が明確に暗色(「ルリ」は中央以降が薄く暗色)
・本種の跗節は黄褐色(「ルリ」は脚全体が暗褐色)

幼虫は「ルリコンボウハバチ」と同様にタニウツギやノリウツギなどのウツギ科の植物を食草にするとのことで、主にやや標高の高い山地で初夏から秋にかけて見られます。
同じ植物を利用しているわりに両種が同所的かつ同時期に見られ、競合的な関係ではなく仲良く(?)同じ資源を利用して共生できているということのようです。
ishidaは青森県・長野県で遭遇しています。