ishida式の「十枚山」登山
2025年1月17日(金)
今回は趣向を変え、久し振りに常春の静岡県の山へ。

富士山にもしっかり積雪があるこの時期、奥さんと富士山を間近に見られる軽めな山に行こうと考えていました。
ところが、ウォーキングに出掛けた田原市の蔵王山で、下山時に奥さんが転倒、膝下を打ってちょっと負傷(^^;結局また一人でお出掛けすることになりました…
目的地はいわゆる「オクシズ」と呼ばれる静岡県北部地域の中で、安倍川東稜の最高峰「十枚山」ということにしました。
「山伏」や「八紘嶺」などの安倍奥の山から見ても、南北に連なる安倍川東稜の山々の中で頭一つ大きく見え、笹原の稜線というのも眺めの良さが期待できそうです。
この地域は、山梨県との県境ということもあって山梨側と静岡側の両方に登山口がありますが、中部横断道の開通でアクセスが良くなった山梨県側から登る人も多いようです。
とはいえ、ishidaの自宅からのアクセスであれば当然ながら新東名新静岡ICから直結する静岡県側の登山口のほうが便利です。
自宅から登山口まで160Km、休憩を含めて3時間ほどと、普段の南信の山よりちょっと遠いくらいの距離感ですね。

当日は3時起床、トイレと着替えを済ませ、今回は高速の深夜割引き狙いのため朝飯抜きで出掛けます。
東名三ヶ日IC~新東名に入り、浜松SAで朝ご飯&行動食の買い出ししました。(よく考えたら、「家で朝食0円+深夜割引なし2230円」と「SAで朝食990円+深夜割引料金1560円」とどっちがお得だったかしら…(^^;)
高速道路自体は空いていて、特に支障なく新静岡ICに到着ですが、ICから県道に出るところでコンビニを見て忘れ物に気づきました。
ガスコンロを持参せずにカップヌードルを作るためにお湯を沸かして出発予定だったのに、お湯を沸かすのも水筒を持ってくるのも忘れてしまいました(^^;;;;
コンビニで追加の食糧を買い込んで行こうかと思いましたが、予備食も含めて行動食を準備してあるのでオミット、そのまま登山口を目指します。
(ガスコンロは持って来ているので、水だけ買ってもよかったけど…)
道中は車にもほとんど会わずに県道を梅ヶ島方面に20Kmほど走り、有東木方面に右折して高度を上げて有東木集落から先の葵高原、さらにその先の正木峠の登山口を目指しますが、Yahooカーナビは葵高原から先の道路を認識していない(^^;ので、登山口の付近をGoogle Mapでポイントして先へ進みました。
一本道なので間違うことはないですけど、単純にカーブの先の道路形状と登山口の位置関係を知りたかっただけです(^^)
(ただし、Googleの場合はその先の地蔵峠を超えるルートまで表示しているが、これは車は通行できないルートで、そのうえルート自体が間違っている気がする)
まだ暗い中、おそらくここが登山口駐車場と思われる場所に到達しましたが、暗いせいかはっきりとした表示は見当たらず、もう少し先まで行くと未舗装路となったので引き返しました(^^;
戻ってみると、駐車ポイントのすぐ先にお地蔵さんと葵高原からのルートの6番ポストがあり、登山道がその先の斜面についているのが判りました。
気温は氷点下なので、エブリちゃんの後席でゴソゴソしながら着替えや靴の履き替えをしましたが、持参した車内用ライトが充電切れ(^^;のため、ルームランプの灯りで難儀しました。
(ヘッドランプは持っているが、ザックから出すのが億劫で…)
大規模な降雪もなく積雪も無いのは判っているため、今回は暖かいアンダーパンツやハード系の登山靴ではなく、サポートタイツのアンダーと普段低山でも使っているトレッキングシューズの組み合わせ(靴は普段のものも持参していましたが)に念のためチェーンスパイク持参で登ることにします。
山に隠れているため東の空は見えませんが、西側には安倍川西稜や奥大井の山並みが木の間越しに見え、山際が茜色に染まり始めています。
ラジオ体操とストレッチをして、モルゲンロートっぽい様相の山々を眺めながら登り始めます。

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茜色に染まる西の空と大無間山・小無間山らしき山並みが見えた。

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葵高原からの案内ポストNo.6から登山道に入ります。(左) 地蔵峠が近付くと「岩岳」が見えてくる。(右)

駐車スペースのすぐ先にある葵高原からの案内標識のNo.6から登山道に入ります。
登山口の標高は1150mほどで、しばらくは広葉樹林帯を進んでから植林地に入って高度を上げ、尾根を回り込むように進むと、これから登る「地蔵峠(1414m)」の先の「岩岳(1652m・1682m)」の山容が見えてきます。
登山道の傾斜は緩みますが、急斜面の一部は谷に向かって崩落している個所もあります。
地蔵峠の標識のある鞍部に到着すると、東側にはまぶしい朝日がさしており、行く手の岩岳の斜面がすぐ向こうに見えています。

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地蔵峠に到着。木々の向こうに駿河湾が光って見える。

地蔵峠からは尾根道となり、小さなコブを越えた先から本核的な登りにかかります。
尾根筋は南北にまっすぐ伸びており、東西に狭い稜線となっているため、右手には木の間越しに富士山、左手は笹原の灌木の向こうに安倍川の谷を挟んだ西側の山々が見えてきます。
後半になって傾斜が緩んでくると全体的に笹原の尾根となり、特に西側の展望が非常に良くなって気分も上々です(^^)

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岩岳に向かう尾根は、高度を上げると次第に笹原になってきます。

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笹原からは西側の展望が開けて見える。

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尾根の東側は良い雰囲気の森だが、なかなか展望は開けない。

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迫力のある白骨樹。

相変わらず富士山の眺めは手前に枝被りが多いですが、岩岳の山頂手前では周囲に木が少ないエリアがあって、笹をかき分けて東側へ入ってみると、今日初めての障害物のない富士山の姿を拝むことができました。
(それでも笹の高さが胸くらいまであるので、写真の撮影時はカメラを頭上に持ち上げ、モニターを見ながら撮影する必要があるけど…)

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今日初めての手前に障害物の無い富士山。中央の黒い山は「篠井山(1394m)」。

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この位置からの富士山は左右の均整がとれているよね。(寄生火山はいっぱい見えている)

ついでに、戻ろうとしたら半分倒れて逆鞘になった笹に阻まれてなかなか戻れず、下半身は笹の枯葉のカスだらけになってしまった(^^;;;;

山頂に向かってしばらくなだらかな道を進むと、笹原の中にブナやミズナラの木々で囲まれた岩岳の山頂(1652mピーク)に到着です。
実は山頂は木々に囲まれて展望はありませんが、笹をかき分けて西側斜面に出るとわりあい展望が開けています。
しかし、普段見慣れたはずの南アルプスといえども、伊那谷など西からの眺望に比べて距離が近いうえに全く見る角度が違うため、どの山も本当に見慣れない姿です。

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岩岳の1652mピークの西側に出ると南アルプスの展望が開ける。

岩岳は東西に長くて鞍状の山頂域を持つため、いったん少し下って登った先にもう一つ1682mの標高点のあるピークがあり、この辺りから地面にはわずかに雪や霧氷の落ちた堆積物が見られるようになります。

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1682mピーク付近からの富士山。実際、登山道から見えるのはこんな感じがほとんど(^^;

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ミズナラの巨木に苔がびっしり着生。

1682mピークの先で岩場の急降下となり、このルートで唯一のロープ場になっていますが距離は短く、すぐ前には次のピーク「下十枚山(1732m)」が見えています。
1682mピークと下十枚山の間の鞍部の東側には尾根から急峻な斜面となった先に「月夜の段」という独特の平坦な斜面が続いており、かつてこの辺りにあったもっと高い山が山体崩壊して形成された地形のように考えられますが、残念ながら期待したほどの展望は得られず、ちょっと残念。
(大井川上流を含むこの地域では「山犬段」「猪の段」など、山中の平坦な地形を「〇〇段」と呼ぶようですが、この地域はフォッサマグナの破砕帯に含まれているため崩落や浸食が激しく、山頂がやけに平坦な山も多くあって、もともと平坦な地形が隆起した後で周囲が侵食されて残ったものも含まれているようにも見えるので、それぞれ成因は違う可能性も高いです。)

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こんなふうに富士山の姿を撮影できる場所は限られているため、常にキョロキョロしながら歩いている(^^;

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アップにして額縁的な構図に(^^)

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下十枚山の右肩に八ヶ岳もちょっと見えた。

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朝霧高原西側の最高峰「毛無山」と富士川を渡る中部横断道の富士川大橋と南部IC。右端に大室山。

木々の隙間からは以前登った朝霧高原西側の山地の最高峰「毛無山」がよく見える場所があり、帰宅後に画像確認したら右側には青木ヶ原樹海と大室山も見えているのに気付いた(^^;
画像で見ると、富士川沿いで標高150mほどの南部町と標高800~900mある朝霧高原・青木ヶ原樹海の標高差にびっくりです。

下十枚山への登りになる手前の緩やかなアップダウンを越えた先の鞍部で右手が開けて笹原の向こうに富士山がきれいに見えます。
裾野の左側は木の陰になりますが、実はここがこの正規の登山ルート上で最も富士山が邪魔物なく撮影できるポイントではないでしょうか。

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ロープのある岩場の先から見る「下十枚山」。

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下十枚山手前の鞍部から見る富士山。

鞍部からひと登りすると背後の岩岳が目線の高さになり、岩がゴロゴロした中を少し進めば今回の最高地点の「下十枚山」ピークに到着です。

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下十枚山の山頂手前から辿ってきた山並みを振り返る。左は駿河湾の水面。

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駿河湾のアップ。右に見えるのが清水港と三保の松原。

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下十枚山の山頂。また樹林…(^^;(左) 北斜面には残雪も少しだけ現れる。(右)

ここも何故か山頂は木に囲まれていて展望が良くありませんが山頂の西側は開けた笹原となっており、少し北寄りに進んでから尾根の西側を歩くようになると、このルート一番の南アルプスの眺めが待っています。

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下十枚山の西斜面には笹原の別天地が広がる。

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笹原の向こう側は安倍川の谷に向かって落ち込んでいます。


下十枚山の西斜面からのパノラマ。(左右にスクロールできます)

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この辺りが最もこの山域の特徴的な風景といっても過言ではないですね。

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最終目的地の「十枚山」がやっと見えた。背後は荒川岳・布引山・笊ヶ岳。

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赤石岳・荒川岳・布引山・笊ヶ岳。左の中景には大谷嶺と大谷崩れが見えている。


南アルプス深南部から続く稜線。ちょっと木で隠れているが、北岳まで見えてます。(左右にスクロールできます)

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間ノ岳・農鳥岳と北岳。障害物なしで見える場所は無かった…

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安倍川の谷の別天地「大代集落」とさらに西の大井川の谷を隔てた「大無間山・小無間山」。

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安倍川の谷と静岡市街、駿河湾、右奥に御前崎。

広々とした笹原からの眺めは本当に最高で、北に目を転じればこれから向かう「十枚山(1726m)」の山頂も見えてきます。
でも、下十枚山から十枚山までの中間には標高1580mほどの「十枚峠」が待っており、標高差150mほど下って、再び登り返さなくてはなりません(^^;
まあ、普段お馴染みの横川山から富士見台を往復するよりは登下降の差は少ないけど…

下十枚山から十枚峠へのルートは、初めは明るい笹原~ダケカンバ林ですが、北斜面に入ると日の当たらない場所では部分的に凍結もでてきます。
峠が近づくと日当たりの悪い緩斜面となり、湿度が高いせいかダケカンバとミズナラの混交林となり、岩に苔が付いた独特の景観も見られて飽きません。

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日当たりの悪い北斜面は独特の景観。

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ミズナラと苔のロックガーデン。

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あれれ、いつの間にか富士山に雲が…。

しかし、峠が近づいて東寄りの尾根筋に出てみると、富士山にはすでに雲がかかり始めています。
「あれー、雲が湧くのはお昼ごろからじゃなかったの~」っていう感じですが、北西風が当たる富士の風下側には収束帯ができて複雑に気流が回り込むため、愛鷹山や伊豆方面に雲がかかるのは普通で、今日も北西から流れる雲と、南東から湧き上がる雲が複雑に絡み合っているようです。

十枚峠に到着すると、西側に開けた明るい斜面が広がり、風も遮られてポカポカ陽気でお昼寝に好適な環境っていう感じ。
今日ここで初めてザックを下ろして休憩、靴紐のお直しや富士山の展望を求めて東側の斜面の探索などもしておきました。

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久々に登場。(左) 明るい雰囲気で気持ちの良い十枚峠。(右)

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十枚峠を隔てた下十枚山。(左) 尾根筋は右側(東斜面)が切れ落ちています。(右)

最後の十枚山までの標高差に何となく気後れしてしまいますが、実際あと130mほどの登りで30分の辛抱と自分に言い聞かせ、十枚山への登りにかかります。
峠から十枚山への傾斜はそれほどきついわけではなく、40分ほどで(^^;やっと笹原の天辺が見えてくると十枚山の山頂に到着です。今回も全体的には登りにかかると息が上がってしまい、登山口からは写真撮影や休憩も含めて4時間半以上かかっていることから、またまた体力の低下が露呈しちゃいました。
十枚山の山頂は南面が笹原となっていて、西~南~東にかけての展望が開けて気持ちが良いですが、北側にはダケカンバ林が広がっていて残念ながら期待していた北側の南アルプス方面~富士山の展望はききません。
静岡県や山梨県の山でよくある「富士山の方向だけ木が刈り払ってあって、富士山の展望がよい」ということはなく、ダケカンバ林に隠されて富士山の展望はイマイチでした(^^;
山頂南面の笹の斜面を少し下って、何とか富士山の山頂が見える位置で証拠写真を撮っておきましたが、笹の斜面にある踏み跡はとっても急傾斜で、人が歩く場所ではなくて実はシカの歩く獣道のようでした(^^;

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明るい山頂に到着。富士山は右の林の中…。


十枚山の山頂から東~南~西の180度パノラマ。(スクロールできます)

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とりあえず笹原の急斜面を少し降りたところから何とか見える富士山(^^;。

山頂に荷物を置き、カメラだけ持って山頂北側の道をたどって展望の良さそうなところを探してみることにします。
山頂から北に下った辺りはなだらかな地形となっていて、ダケカンバ林が開けた笹原となって南アルプスが見渡せる場所がありましたが、きれいなダケカンバ林が広がっている場所が多く、あまり進んでも展望は開けそうもありませんでした。

周辺を少し探索し、山頂まで戻ってお昼御飯(今回も冷たいお食事)とし、奥さんにも無事登頂の報告を入れておきました。

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山頂の北側へ歩いてみます。

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周辺は若いダケカンバの美林が続いています。

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少し平坦な地形で笹原が開けて南アルプスが見えた。

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ブナの木肌も良い雰囲気。

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これもishidaの大好物。空に両手を広げるダケカンバ。

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山頂にある鐘はここの名物らしい。この日はishidaも含めて誰も鐘を鳴らしていないはず…(^^;

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十枚峠とその背後に広がる駿河湾。

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富士川の河口から狩野川の河口にかけての駿河湾の海岸線のループをアップに。

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標柱にカメラを置いてセルフ撮影。

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午後の陽射しで山の西斜面にも陽射しが入り始めた。

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下十枚山と、背後に特異な姿を見せる岩岳。

気象予測通りですが、気温は一桁くらいでも風も弱くてお日様もポカポカ、なんとなくのんびりしたくなる時間帯ですが、ここまで来た道を同じ距離戻らないといけないので、念入りにストレッチしてから下山にかかります。
十枚峠への下りはまだしも、そこから下十枚山への登りが帰路の最大のネックとも思いますが、それ以降はアップダウンはあっても下り基調だよね…と自分に言い聞かせます。

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これもishidaの大好物のブナの樹形。

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若いブナの群れ。

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苔のロックガーデンにも陽射しが入っていました。

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下十枚山西面の笹原まで登り返して再び南アルプスの展望。

幸いにも(息が上がる以外は(^^;)特に支障なく下十枚山まで登り切り、写真撮影もはさみながら順調に戻ることができました。
富士山に巻いてきた雲も八合目より上を隠すことはほとんどなく、午前中とはまた違った表情を見せてくれています(^^)

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富士山頂をアップで。

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苔の着生で覆われたブナ。

石がゴロゴロしたような場所も少なく、1682mピーク手前のロープ場以外は危険な箇所もないこともあって、岩岳から先は気持ち的にも余裕も出てきて、とりあえず予定通り16時前には登山口に戻れそうです。
十分余裕がありそうだなと思うと、ついついまた寄り道して富士山の撮影をしてしまうのがishidaのイケナイ所ですけど…(^^;

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往路と同じ場所まで藪を漕いでまた富士山を撮影。時間が違えば構図は同じでも撮れる写真は全く違うね。

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峠の先で振り返って見る岩岳はずいぶん重量感があってカッコ良かった。

相変わらず富士山の眺望もあるし、時刻的にも夕方感を覚えることもなく地蔵峠まで戻ることができ、峠から先は消化試合的に歩いて無事にエブリちゃんの待つ正木峠登山口に戻りました。
結局、この日は全く人には会うことは無く、別ルートも含めて当日に十枚山に登ったのはishidaだけだったようです。
着替え後にこの先の運転に備えて念入りにストレッチ、奥さんに無事下山の報告をしてから帰宅の途につきます。

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登山口で待つエブリちゃん。登山口は右のカーブ地点、背後には岩岳の西斜面が見えていた。

帰路は新東名浜北ICで高速を降り、夕食は久々に「さわやか浜北店」でげんこつハンバーグを…と思ったら、駐車場はほとんど空きがないうえに受付したら70分待ちとのこと…。
事前情報では昨年価格がアップしたため最近は空いているとのことだったが、週末の夜だったのが敗因でしょうかね。
一旦順番待ちの受付をしたものの、70分も待つんじゃ帰宅時間もそのぶん遅くなってしまうのでやむなくキャンセル、自宅に帰る方向でめぼしい場所があったら寄ることにしましょうかね…。
結局、偶然通りかかった浜松西IC前の「さわやか浜松西インター店」(ここにあるって知らんかった)を見ても駐車場は満車だった…やっぱりある人気じゃん(^^;
坪井IC経由で浜名バイパスに乗ってしまえば自動的に自宅直近まで行ってしまうので、結局お馴染みの自宅直近にある「そば源」で大好物のカレーめんを食べて帰りました。

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自宅 3:18 ~ 3:53 東名三ヶ日IC ~4:15  新東名 浜松SA 4:45 ~新静岡IC~ 6:18 正木峠登山口(往路161.4Km)

登山口 6:55 --- 7:36 地蔵峠 7:40 --- 8:38 岩岳(1652mピーク) --- 8:50 1682mピーク --- 9:20 鞍部 --- 9:40 下十枚山 --- 笹原・苔の庭園 -- 10:39 十枚峠 10:54 --- 11:35 十枚山(昼食) 12:40 --- 13:13 十枚峠 --- 13:55 下十枚山 --- 14:37 岩岳(1652mピーク) --- 15:15 地蔵峠 15:22 --- 15:57 登山口

正木峠登山口 16:22 ~新静岡IC~浜北IC~ 18:08 さわやか浜北店 18:20 ~ 浜名バイパス坪井I C~ 19:30 そば源 20:04 ~ 20:08 自宅(復路153.3km 往復314.7km 平均燃費18.7Km/l)

交通費 往路:三ケ日IC~新静岡IC 1560円(深夜割引) 復路:新静岡IC~浜北IC 1520円
燃料費 314.7km÷18.7Km/l=16.83L 16.83×175円=2945円
食費 朝食 990円 行動食・飲み物 605円 晩飯 1150円