ishida式の富士登山2009年Part4
2009年9月6日(日) 今年の富士登山シーズンも終幕。

7月から始まった富士登山シーズンも9月上旬でお終い。
実際には自分たちの富士登山シーズンとしては、混雑時期は外しているため7月前半から8月下旬、9月初旬までが対象です。

で、今回の9月6日は今シーズンの富士登山の締めくくりであり、これまで山頂に立っていないメンバーの(今シーズン最後の)挑戦となります。

今回も富士宮口からの登山ですが、総勢7名と最大人数での決行です。

 

いつも通りにAM3:30に蒲郡発、音羽蒲郡ICから高速に乗ります。

しかし今回は富士ICまで向かい、IC近くのファミレスで朝食をとることにしました。

(今回もK氏の事前調査の結果)

ICを降りて一旦富士駅方面に向かった先の24時間営業のファミレスで朝食としました。

夜明けの高速からも富士山の姿が今までになくすっきり見え、登山への期待が高まります。

ただし、ishidaは連日の遅い帰宅と疲れに加え、昨夜も全然寝てないのでちょっと体調不安です。

 

いつものコンビニでの買出しでも、ちょっとトイレ長めですみません…

 

そこからはいつもの調子で富士山スカイラインへ。しかし、いつもほとんど車と出会わないのに、今日はやけに富士山方向に向かう車に追い付きます。

登山区間に入ると、すっきりとした空に富士山の姿が大きく見え、やる気が出てきました。

 

…ところが、五合目駐車場の2キロほど手前から、路肩に駐車車両が現れました。

嫌な予感と思ったら、五合目駐車場のだいぶ手前で駐車車両が続々現れました。

警備員さんに止められ、上でUターンして路肩駐車するように指示されました。

下山者で空きが出ないかな?という期待も空しく、ぐるっと回って1キロ看板の下辺りまで戻って路肩駐車となってしまいました。

 

準備もそこそこに(いつもより低い高度から)登山開始ですね。

 

R0016598.jpg - 56,915Bytes R0016603.jpg - 44,411Bytes
路肩駐車していざ出発!(左) 六合目上部ではヤナギランも見られました。(右)

 

しかし、何となく(体調の)不安があったせいか、六合目で猛烈な腹痛に襲われたため、初めて六合目の有料トイレを利用しました。(富士宮口の山小屋は六合目だけ営業中)

メンバーには先に出発してもらい、自分だけ個室へ(^^;

自動販売機みたいに、硬貨を入れるとドアの鍵が開く仕掛けにびっくり(知らんかった)。

しっかり用足しして腹痛が治まって、ようやく本格的に登山開始となりました。

先行したメンバーは既に見えないところまで行っちゃったみたいです。

 

R0016604.jpg - 52,833Bytes R0016616.jpg - 39,754Bytes
いつの間にか雲が巻いて七合目は見えません。(左) 八合目の手前で雲の上へ。(右)

 

新七合目との中間地点で休憩して待ってくれていたメンバーと合流し、更に上を目指します。この頃になると、ご来光を見たあとの下山者が徐々に現れてきます。いつも以上の人の多さにびっくり。

富士宮口の山小屋は今シーズンの営業を終えていますので、普通はこんなに人がいないはずですが??昨シーズンからの富士登山人気にびっくりです。(自分の知る限りでも「今年初めて富士登山した」という人が10人ぐらいいますし…)

 

途中で湧き始めた雲も、元祖七合目から八合目に向かう途中で追い越してしまいました。

八合目から上部では、すっきり晴れた秋空が広がります。

 

R0016625.jpg - 51,395Bytes R0016626.jpg - 50,791Bytes
登頂メンバー八合目の鳥居前で山頂に向けて。(左) 八合目の上部はまさに火山の様相。(右)

 

八合目からは山頂の小屋がくっきり見えます。

ここで「登頂組」と「下山組」の2パーティに分割(^^;して、「登頂組」はそのまま富士宮口コースから山頂を目指し、「下山組」は御殿場口コース側へ移動して下山することにしました。

 

八合目から九合目へ向かう途中の「金の成る木」(ishidaが勝手に命名)に出会うのも久し振りです。

 

R0016627.jpg - 41,178Bytes R0016632.jpg - 55,053Bytes
九合目手前の金の成る木の前で。(左) 九合目に到着。(右)

 

九合目に向かうと、小屋の手前で渋滞?前方の団体のメンバーがだいぶバテている様子で、なかなか最後の歩みが進まないようです。

自分たちも丁度良いのでちょっと長めの休憩をとり、お腹も満たしてさらに九合五勺を目指します。

 

R0016641.jpg - 44,040Bytes R0016643.jpg - 43,986Bytes
九合目上部から見た雲海。(左) 九合目五勺から胸突き八丁を歩く人の姿。(右)

 

その後再び団体さんに追い付くと、メンバーの一人がかなりバテバテなうえにすれ違いに手間取って渋滞が起きています。

あまりにも大変な様子なので、登って行って「休憩して荷物を分担すれば?」と言ったら、なんとガイド付き登山で、プロのガイドが一緒だった。

後ろに渋滞を作っていながら「止まらないほうが良いんです」なんて嘯いているので文句を言ったら、あとで登ってきたK氏に向かって暴言を吐いたようで、後で聞いて「とんでもないガイドも居るもんだ」とちょっとあきれた。(逆に、事情の判っていないK氏が暴言を受けたことに申し訳ない気持ちでちょっと凹んだ。)

 

で、九合五勺から最後のひと踏ん張り、最も急斜面の「胸突き八丁」をクリアしてついに富士宮口山頂の鳥居に到達っ!!。

 

R0016647.jpg - 43,801Bytes R0016648.jpg - 54,120Bytes
胸突き八丁から見た雲海。(左) とうとう来ました富士宮口山頂。(右)

 

そういえば、この鳥居に来たのは2007年以来です。(昨年はブルドーザー道か御殿場口からの登頂だった)

火口を眺めて腹ごしらえ(^^)したあと、剣ヶ峰に向かいました。

最後の急登を登りきって、一年振りに日本最高地点に到達です。(今年は一度も剣ヶ峰まで達してなかったってことね…(^^;)

 

でも、こんなに好天の富士山頂は久し振りでメチャ嬉しい!!

 

R0016670.jpg - 49,247Bytes
測候所脇の展望台から西には素晴らしい雲海。ただし2800mほどの雲海のせいで山は見えず。

 

測候所脇の展望台(実は初めて)からは、西に広がる雲海が素晴らしい眺めでした。

展望台で写真を撮ってあげた若いカップルは、土曜日に思い立って登山に来て、須走口から登って七合目で仮眠、そこから山頂に達したそうです。ますます今年の富士登山人気と、軽い乗りの富士登山にびっくり。でも、好天に恵まれてよかった。

 

R0016673.jpg - 39,026Bytes R0016674.jpg - 52,420Bytes
珍しく無人の「最高地点の碑」。(左) 剣峰で忘れた記念写真をこちらで。(右)

 

なんて言ってる間にまたまた記念撮影を忘れてしまいました。

一応剣ヶ峰をバックに写真撮影します。

 

下山はいつも通りに御殿場口方面へ。

御殿場口下山路から下を見ると、赤岩八合館と砂走り館の先は雲の中です。

さらに「下山組」からは「五合目は今雨が降ってきた」との連絡もありました。とはいっても、今日の天候なら雨も長続きしないと思われます。

 

R0016677.jpg - 37,755Bytes R0016678.jpg - 40,910Bytes
七合目より下は雲の中。(左) 赤岩八合館付近でガスに巻かれる。(右)

 

赤岩八合館前後ではガスがまいてきましたが、砂走り館前で休憩すると今度は山頂がすっきり見えてきて、天候も回復傾向のようです。

 

R0016682.jpg - 67,572Bytes
お山も秋の装い。黄葉の始まったイタドリ。

 

天候は回復してきましたが、自分的には体調は下降線で、宝永火口分岐までの砂走りはだらだら下って消化試合的にやり過ごしました。

最後に宝永火口に下り、一旦登り返して第二火口の分岐から樹林帯に入るとやっと人心地が付いた気がしました。

下山組の好意で車を回してくれたので辛い車道歩きもせずに済み、感謝!

 

R0016685.jpg - 40,933Bytes R0016686.jpg - 36,992Bytes
宝永山は雲の中で展望なし。(左) 宝永第二火口壁にこちらの稜線の影が。(右)

 

その後はいつもの「花の湯」で入浴後、前回の富士登山の際に掛川で寄り道して食事した時にお気に入りに入力された「炭火焼ハンバーグ さわやか」の富士鷹岡店で晩御飯を食べて帰りました。