ツチガエル

両生網 無尾目 アカガエル科  体長50mm前後

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全体に茶褐色で艶のない凸凹だらけの体です。

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これは体長30mmほどの未成熟な個体です。

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これは20mmほどの未成熟な個体ですが、凸コブが相対的に大きく見える。

北海道の一部から九州にかけて生息するやや小型のカエルです。

ishidaの地元では「ヌマガエル」と混同され、子供の頃は本種とひとまとめに「イボガエル」と呼んでいました。
実際、自分の過去のストック画像を見ると、田んぼの周辺で撮影した「ツチガエル」だと思っていたものの大半はよく見ると「ヌマガエル」のようでした(^^;

大きさや一見したイメージは凸凹のある背面などもよく似ていますが、本種の方が全体に暗くて一様な体色で、背面の黒斑が小さくて均等に見えます。
また、本種は腹面が白くなく一様に茶褐色(腹面の方がやや明るい色合い)であり、体の凸凹も本種の方は後脚まで凸凹が細長くて大きい(ふくらはぎはほとんど縦筋に見える)といった違いがあります。

田んぼでは「ヌマガエル」の方が良く見られ、「ツチガエル」の方は冬季に水を抜いてしまう田んぼでは越冬できないのか、恒久的な湿地や山地寄りの渓流などの周辺のほうに多く見られる気がします。