オオハナサキガエル

両生網 無尾目 アカガエル科  体長約100mm

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石垣島滞在中に見た最も大きい個体。体長100mmくらいあった。

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沖縄本島の「ハナサキガエル」に比べて大型でどっしりした体形。

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体色が明るい褐色の個体。

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体色が濃くて斑紋の明瞭な個体。これはオス?

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かつては琉球諸島全域に分布する「ハナサキガエル」一種とされていたもののうち、八重山諸島に分布するものが本種と「コガタハナサキガエル」に分離されました。
(現在では、いわゆる「ハナサキガエル」は沖縄本島産のものだけとされています。)

ハナサキガエルの兄弟種たちの中では本種が一番大型になり、メスの体長は10p以上になります。
石垣島での個体数はかなり多いようで、きれいな水の流れる森の渓流から平地の池や湿地にまで普通に生息しているようで、ポピュラーな場所としてはバンナ公園でも多く見られました。
もちろん、他のハナサキガエル同様に夜行性なので出会いたければ夜のほうが最適と思います。

それなりに体色の変化は大きいようですが、全体的に主流は暗褐色の個体が多く、オスのほうが足の斑紋が明瞭だったり、体形がスリムな傾向があるようです。
個人的には「ハナサキガエル」の緑色の面積の多い個体のようなものに出会えるとうれしいのですが、比率的に少ないのか意外に出会えませんでした。