ヌマガエル

両生網 無尾目 ヌマガエル科  体長50mm前後

numagaeru_6982.jpg - 143,682Bytes
全体にずんぐりむっくりで丸っこい体形です。

numagaeru_1431.jpg - 137,681Bytes

numagaeru_1315.jpg - 147,649Bytes
後脚の凹凸は小さくて疎ら。

numagaeru_4043922.jpg - 78,470Bytes
沖縄本島で見た個体。本種は腹面が白いため、口周りや前脚の斑模様が目立つ。

numagaeru_1225.jpg - 114,292Bytes
全体的に明るい色の未熟個体。

numagaeru_6476.jpg - 111,339Bytes
これも田んぼで見た上陸間もない未成熟な個体。

本州中部から沖縄諸島・先島諸島にかけて生息するとされていましたが、先島諸島に生息するものは2007年に新種「サキシマヌマガエル」として分離されました。
実際に体の大きさだけでなく、プロポーションや鳴き声も異なるのことです。

ishidaの地元では「ヌマガエル」自体は田んぼの周辺などで見られますが、一般的にはよく似た外見の「ツチガエル」と混同されてます。
実際、自分の写真のストックを見ると、「ツチガエル」だと思っていたものの大半はよく見ると「ヌマガエル」のようでした(^^;

大きさや一見したイメージは凸凹のある背面などもよく似ていますが、本種の方が全体に明るい体色で、特に口周りや前脚のまだら模様が目立ちます。
また、本種は腹面が白く、「ツチガエル」は腹面までが一様に茶褐色(ただし腹面の方がやや明るい色合い)であり、体の凸凹も本種の方がやや細かく、「ツチガエル」は後脚まで凸凹が細長くて大きいといった違いがあります。

田んぼでは本種の方が良く見られ、水辺からはほとんど離れないようです。
「ツチガエル」の方は冬季に水を抜いてしまう田んぼでは越冬できないのか、湿地や山地寄りの渓流などの周辺のほうに多く見られる気がします。