ジムグリ

爬虫網 有鱗目 ナミヘビ科  体長〜1000mm程度

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地中に潜るのに都合が良いよう、頚部のくびれがなく、鼻先に向かってスリークな形状で鼻先も前に出ている。

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成長した個体は明るい茶褐色で黒斑もほとんど目立たない。

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黒斑や頭部のV字型の模様がややはっきりした個体。

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体長は80cmほどだったが、体色にやや赤みがあって黒斑や頭部の模様はとてもはっきりした個体。

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舌は赤く、先端がややV型になっているだけで二股にはなっていない?

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学名は眼鏡をかけているような模様からきているそうです。

北海道から九州にかけての主に平地寄りの里山から山地などの森林に生息する、体長1mほどになる中型のヘビです。
胴体から頭部にかけての頚部はあまりくびれがなく、やや鼻先が前に出た一風変わった顔付きをしているのは、名前のように地面に潜る習性によるもののようで、実際に出会ってもすぐに落ち葉や土の下に潜りこんでしまう印象があります。

基本的な地色は明るい茶褐色で、背面には細かな黒点を散らし多様な模様がありますが、腹面は明るい色に市松模様のような黒い斑紋が目立ちます。
また、特に幼蛇は背面の地色が赤っぽくて黒い斑紋も目立って非常に鮮やかだそうですが、成長とともに赤みが薄れ、黒斑も目立たなくなってゆくそうです。
なかなか出会えないヘビなのでishidaの場合はまだ幼蛇は未遭遇なのですが、体長80cmほどの個体でもやや赤みのある茶褐色にはっきりした黒い斑紋を持つ個体に出会ったことがあり、本土産のヘビの中でも際立って奇麗なヘビだと思いました。

また、ishidaの場合は春にしか出会ったことがありませんが、実際に春と秋に活発に活動して地中のネズミやモグラなどを捕食する一方で、夏にはほとんど休眠しているとのことです。