タイワンハムシ 

甲虫目 ハムシ科  体長7mm前後

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沖縄のやんばる地域で見かけたルリハムシによく似たやや小型のハムシですが、帰宅後に調べたところ本来は台湾特産種であり、幼虫の食草も同じく台湾から移入された「タイワンハンノキ」だそうです。
頭部、前胸、前翅に細かな点刻があり、全体が青藍〜緑色のメタリックな体色のきれいなハムシですが、沖縄では天敵がいないためか、各地で大発生しているようです。

2016年4月の沖縄遠征で、やんばるの林道脇の草叢で大量の本種に出合いましたが、「やんばるの林道脇などにもタイワンハンノキが植栽されているため大量発生がある」との新聞記事も見ましたが、自分が見た周囲にタイワンハンノキがあったのかどうかは判りませんでしたが、普通に草の上に成虫も蛹も見られました。
(Yahooの画像検索で見ても、ハンノキではない草本に大量の本種が群れている写真も出てきました)
外来種のタイワンハンノキだけを食料にしているのであれば、ある意味ではやんばるの生態系には大きな影響がないのかもしれませんが、他の植物まで食料の範囲を広げることは本当にないのか不安を覚えます。