コウヤホソハナカミキリ
甲虫目 カミキリムシ科 約23mm
紋が白色で腹部の下面はほとんど黒の個体。
こちらは紋が黄褐色で、腹部の下面も赤みがかっています。
初夏の山地で花に集まるハナカミキリで、自分のイメージは「アジサイの季節」を連想します。活発に飛び回ってヤマアジサイなどで給蜜する姿が初対面でした。
名前の「コウヤ」は、高野山にちなんでいるそうで、古くから宗教の中心地であったことから、山地性の動植物に多く「高野」の名前が付いています。
特に腹部後半が細長く、全体に極端な怒り肩に見えます。前翅の地色は黒で、3対の褐色〜乳白色紋があるのが特徴です。渋めの色調で、ハナカミキリの中ではけっこう好きな種類のひとつです。