キイロトラカミキリ
甲虫目 カミキリムシ科 体長20mm前後
初めて見たときには「でかいトラカミキリだな」と思いました。
成虫は訪花性で、他種同様に白くてまとまって咲く花を好むようです。
オスはメスよりやや小型でスリムな体型です。
トラカミキリの中でもとりわけ後肢が長い。
警戒したのか、盛んに後肢を伸ばすポーズをしました。
サイズ感はかなり違いますが、色合いは「フタオビミドリトラカミキリ」に似ている。
本種から四国、九州にかけて分布するカミキリムシの仲間で、体長は20mm程度とトラカミキリ類としてはやや大型の部類になります。 トラカミキリの場合は一般的に「ハチに擬態している」といわれ、本種もそのように考えられますが、個人的には本種の体色は「黄色」というよりは「黄緑色」で、「フタオビミドリトラカミキリ」を大きくしたようなイメージです。
低山地に生息し、主にクヌギやクリなどの広葉樹をホストとして幼虫が育ちますが、成虫はよく白っぽい花を訪花します。
それでも長い後肢を垂らすようにして飛んでいる姿はある種のハチを思わせますね。