カタモンオオキバハネカクシ 

甲虫目 ハネカクシ科  体長10mm前後

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小顎ヒゲの先端は三角形のヘラ状に広がっている。

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大顎は鋭く、強そう。

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オオキバハネカクシの仲間は頭部が大きく、その名の通り巨大な大顎を持っているため何となく「カッコイイ」昆虫という印象を持っています。

ハンミョウを髣髴とさせるこの大顎でいろいろバリバリと食べてしまうのかな?と思っていたのですが、会社の大先輩である甲虫学会の重鎮Tさんに聞いたところでは、「実際の食性は不明ですが、単純な形の大顎の形状からするとキノコなどの菌食性ではないかと思われます。ブナ帯のキノコなどで多く見付かりますよ」とのことでした。確かに行動は小顎ヒゲで葉の表面を探るような行動がオオキノコムシや菌食性のテントウムシの行動と似ているように感じます。

とはいっても、雑食傾向の強いハネカクシの仲間でもあり、ネットで検索してみると、多頭数を採集してケースに入れておくと激しく共食いするとの記載も見かけました。