カタキンイロジョウカイ 
昆虫綱 甲虫目 ジョウカイボン科 体長18mm前後

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遠目に見ると普通種の「ジョウカイボン」に似て見える(^^;

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一見すると「ジョウカイボン」によく似た配色。

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前翅の付け根に暗色で金属光沢のある部分がある。

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花粉まみれでカミキリモドキの一種らしきものを捕食中。

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とても活発に飛翔します。

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大柄なためか、いったん下に落ちながら飛翔するため追跡し辛い(^^;

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交尾ペアを見ると、やはりオスはやや小柄で触角が太長く、メスは大柄で触角が細短い。

愛知県・長野県・三重県にかけてと九州に隔離分布する湿地性のジョウカイボンです。
一見した色使いが似ている普通種の「ジョウカイボン」に比べてやや大型で、名前の通り「キンイロジョウカイ属」に属しているため、前翅の付け根付近に金属光沢のある暗色部があり、前胸背板は横幅が広くてやや平坦、各脚の脛節・跗節は明るい橙色をしています。

2024年に初めて本種を「ジョウカイボン」ではないと認識しましたが、それまでの画像のストックには本種の画像はなく、やはり2024年の遭遇が初見だったようです。
三河地方の山地寄りにはそれなりに生息地はあるようで、初見の後に別の湿地でも出会うことができました。

同属の「アオジョウカイ」が「クリ」の花によく訪れて花粉を食べているのと同様に、2025年の5月には「エゴノキ」の花粉を食べるために複数の個体が飛来しているのにも出会いましたが、なかなか活動的なためすぐに逃げられてしまい撮影には苦労しました。
本種のような大柄なジョウカイボンの場合は体重が重いためか、葉上などから上に飛び立つというよりも、いったん下向きに落下するようにして飛ぶためとても目線で追い辛いのもちょっとネックです(^^;
同属の「ヒメキンイロジョウカイ」の場合はどちらかというとフレンドリーで撮影しやすい印象なのとは対照的な気がします。