ヒゲコメツキ

昆虫綱 甲虫目 コメツキムシ科 体長約25mm

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名前の通り、コメツキムシの中でも特に立派な髭(触角)の持ち主です。

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触角は「南京玉すだれ」っていう感じに見えました。

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メスの触角はやや短くて櫛状の分岐は無くて弱い鋸歯状

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同類のコメツキムシ科や姿のよく似たベニボタル科なども含めて「櫛状」の触角を持つ甲虫は多数ありますが、その中でも本種は名前の通り特に立派な櫛状の触角を持っています。
体全体は明るい茶褐色で体表面に微毛による斑模様があり、コメツキムシとしてはかなり大柄ですが全体にスリムで薄っぺらい体形です。
また、コメツキムシとしては前胸部の大きさの比率が少なめなだけでなく、複眼も特に大きいというやや特異な体型に見えます。

ただし、他種同様に立派な櫛状の触角を持つのはオスだけで、メスはいたって普通の(オスに比べると)細くて短めな、鋸歯状の触角となっています。

同じヒゲコメツキ属としては、奄美諸島〜沖縄本島にはよく似た「アマミヒゲコメツキ」、八重山諸島には「オオクロヒゲコメツキ」が生息していますが、沖縄本島で見たものはサイズも含めて本種そっくりでした。
(宿の外壁にとまっているのを見付けたので「あとで撮影してやろう」なんて思っているうちに忘れてしまい、撮影はできていません…(^^;)