ハンミョウ(ナミハンミョウ)
甲虫目 ハンミョウ科 17mm前後
ishida式で「ハンミョウポーズ」と呼ぶ、体を高く持ち上げる独特の姿勢。
特に赤みの少ない、全体が青緑色の個体も現れます。
----------------- 2023.10 内容の追記と修正・写真の追加 ------------------- 国産の昆虫類のなかでも特に美しい種類の一つで、ishidaお気に入りの昆虫の一つです。 フィルムカメラの時代から山道などで見かけるもののなかなか撮影の機会が無かったのですが、意外にも自宅の近郊でも見られることが判明(はんみょう?)。 とても敏感で動きも素早く、すぐに飛び立ってしまうため撮影には結構苦労させられます。 肉食性で、広い開けた場所に出てきて敏捷に歩き回り、アリなどを捕まえて食べます。 神社の境内や林道など、周囲に森があるような開けた場所で見られ、成虫は春〜夏にかけて活動した後でいったん姿を消し、その後に晩夏〜秋に再び個体数が多くなります。 |
メスの大顎は基部から中央までが白く、その先はメタリックグリーン。
オスの大顎はメスより長大で全体が白く、先端と小歯だけが黒い。
ブラシで体のお手入れ中。こう見ると、オスの大顎は特に長大に見えます。
ハンミョウの場合も、成虫が活動している近辺の赤土の地面を見て見ると幼虫の巣穴があるのを見付けることができます。 平たい頭の周囲に剛毛が生えていて、穴の形や周囲の振動を感じ取るセンサーのようになっているようです。 巣穴の形は周辺がややすり鉢状になったきれいな円形で、ハンミョウの場合はやや斜め、ニワハンミョウの場合はほぼ垂直に掘られているようです。 |