ハンミョウ 

甲虫目 ハンミョウ科   17mm前後

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国産の昆虫類のなかでも特に美しい種類の一つですね。
他のハンミョウはどちらかというと地味な色合いが多い中で、代表種の本種は非常に美しい輝きを持っています。
人の足元から飛び立って少し先に降りる行動がまるで道案内しているように見えることから、別名「ミチオシエ」とも言います。

以前から山道などで見かけるものの、なかなか撮影の機会が無かったのですが意外にも近郊でも見られることが判明(はんみょう?)。
本種の写真は地面に這いつくばっての撮影となるため、出来れば他人様には見られたくない姿ですが…。
とても敏感で動きも素早く、すぐに飛び立ってしまうため撮影には結構苦労させられます。
複眼の大きい見た目の通り視力も非常に良いようで、よく「立ち上がって」周囲を見回す行動が特徴的です。

広い開けた場所に出て、アリなどを捕まえて食べます。
意外(?)に綺麗好きなようで、肢の脛節内側にブラシのように密に毛が生えていて、それを使っての身繕いに余念がありません。

春先と夏〜秋に神社の境内や林道など、周囲に森があるような開けた場所で見られます

春に出現する成虫は短期間で姿を消してしまい、夏の盛り頃から再び成虫が姿を現します。
これは、成虫で越冬した個体は春に繁殖行動を行い、産卵して寿命を終えるという世代と、夏〜秋に出現する成虫はそのまま越冬するという世代があるということのようです。
また、図鑑などでは「成虫で越冬する」とありますが、秋に成虫が活動している周辺にはまだ多くの幼虫が見られます。
これらの幼虫は春に産卵したものが孵化した幼虫で、実際にはこの幼虫たちも越冬して翌年の夏に成虫になるということのようです。
つまり、一般的な一年で生活サイクルが完結する「年一化」の昆虫とは違い、足掛け2年かかる生活史を持っているということのようです。

ブラシで体のお手入れ中
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ハンミョウ(幼虫)幼虫は地面に穴を掘り、頭で蓋をしてカムフラージュし、周囲を通りかかった虫などを捕食するというのはよく聞く話です。
ニワハンミョウなども、山道に穴があるのを見掛けるものの、幼虫は見たことがありませんでした。
しかし、よくよく確認すると、こちらが気付く前にすぐに穴の奥に隠れてしまうということが判明(^^)。

ハンミョウの場合も、成虫が活動している近辺の赤土の地面に幼虫の巣穴があるのを見かけました。
そっと近づくと、確かに頭で蓋をしていた幼虫が、こちらの気配に気付いて穴の奥に引っ込んでいくのを確認できました。しばらく穴の前で待つと、中から幼虫がせり上がってきます。
まるでヘルメットを被っているような顔付きで笑えますね。(実際には「ヘルメット」の部分は前胸背板)

平たい頭の周囲に剛毛が生えていて、穴の形や周囲の振動を感じ取るようになっているようです。

巣穴の形はきれいな円形で、ハンミョウの場合はやや斜め、ニワハンミョウの場合はほぼ垂直に掘られているようです。
掘った土がわざわざ穴から離れたところに捨ててあるのは、外敵に気付かれにくくするためでしょうか?