アカカメムシ
半翅目 カメムシ亜目 カメムシ科 体長8mm前後
非常に鮮やかな橙色で目立ちます。
茶色い部分の色合いも本種のほうが明るくて均一なように思います。
この個体は小楯板はほとんどオレンジだが、前翅の革質部は全体的に黒い。
八重山諸島以南に生息する鮮やかな体色のカメムシで、2025年の西表島遠征で初めて出会いました。図鑑で見るとイネ科植物をホストにするとあり、現地では稲の害虫とされているそうですが、実際に見たのも田んぼの畔でした。
一見した印象は鮮やかな色合いに目が行きますが、体形などには特徴的なところはなく、極めて一般的なカメムシ科の代表選手と言う感じです。黒い部分の面積や形には個体ごとに変異が大きく、黒い部分の面積のほうが大きいような個体もいるようです。意外に敏感な性質で、近付いて撮影しようとするとすぐに飛び立ってしまい、撮影にはけっこう苦労しました。それにしても、おしゃれな外見に対して「赤カメムシ」って、なんていう安直な…(^^;