春から秋にかけて、花に集まる小型のハエです。 名前はツマグロ「キンバエ」ですが、いわゆる「キンバエ」とは別の仲間です。特徴からも、何故そんな名前がついたのかは謎です(?) 「ツマグロ」は翅の先端が黒いことからきています。
顔の先端が流線型に尖っており、更にそこから口吻を伸ばした様子は何となく笑えます。 ハエやアブの仲間によくあるように、オスは複眼が大きくて両眼が額で接しています。 また、複眼に縞々が見えるのはカメラのせいではなくて、実際に肉眼でもそう見えます。

初夏の頃、大きな木の下に無数のツマグロキンバエがホバリングしているのを見たことがありますが、集団お見合いをしているのでしょうか?
初めはいったいどんなハエなのかわからなかったのですが、写真に撮ってみたらツマグロキンバエでした。 こんな小さな虫でも、大量に集まって飛ぶと、こんなに騒がしいのかと思ってびっくりしました。 |