スズキカバエ
双翅目 カバエ科 約6mm
翅の先端近くにある2対の無色部が目立つ。複眼が額で接しているオス。
たあたま自宅内に入ってきた個体です。
これも自宅で見たメス個体。複眼は小さくて離れている。
------------------ 2024.1.7 記載追加・写真追加 --------------- 「マダラカバエ」の項でも書いていますが、「カバエ科」というのも馴染みがない分類ですが、蚊なのか蝿なのか紛らわしい名前なうえに「長角亜目」に属するのでそもそも「ハエ」の仲間ではありません。 全体に暗色のまだら模様の翅の先端近くに、ワンポイント(に見えるが実際には2対)な感じの透明な斑紋があるのが目立ちます。 一見すると刺すタイプの口器を備えているようにも見えますが、実際にはガガンボのようにアゴヒゲをそろえて前に突き出しているだけのようです。 幼虫は腐葉土や落ち葉の下で生活し、成虫もハエやガガンボのように食物を舐め取るタイプの摂食をするようです。
外見もあまりハエっぽくはないので、少々理解に苦しむ科名ですね。
胸部背面の3条の縦縞、後肢腿節中央付近の暗色部も特徴的です。