ムツボシハチモドキハナアブ

双翅目 ハナアブ科  約13mm

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前肢を伸ばす仕草は触角の真似?

ウエストのくびれた体形で、ハチの一種のように見え、黒地に薄黄色の斑紋が並んでいる様子も、クロスズメバチのように見えなくもありませんが、顔を見るとやはり「ハエ顔」をしています。

前肢を前に突き出しているのは、ハチの触角をまねているように見えます。
「ムツボシ」の付かない本家の「ハチモドキハナアブ」のほうが、まるでミズアブのように立派な触角を持っているのに対して、立派な触角を持たない本種は腕を精一杯伸ばして補っているようです。

---------------- 2014.06.20 写真追加 -----------------

オスの写真を追加しました。
昨年「ニトベナガハナアブ」を見た倒木の周辺で、「ニトベ」と張り合うように縄張りを主張しているオスに出会いました。
どちらも倒木などに産卵し、幼虫は朽木内の他の昆虫などを捕食するらしく、オスは良い産卵場所を確保するために縄張り行動をとっているようです。

実は「ムツボシ」なのはメスだけのようで、オスの場合は腹部後端の斑紋が無いようです(^^;

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