イシハラクロチョウバエ

双翅目 チョウバエ科  約3mm

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翅端部の白と触角が非常に目立ちます。

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チョウバエはみんなそうですが、恥ずかしがり屋で顔は良く見えません。

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でも、「頭隠して尻隠さず」という感じ?

里山などの湿った林床で見られる小型のチョウバエです。
名前は「ハエ」とつきますが長角亜目に属していて、数珠状の触角を持つ、蚊に近い生き物です。

チョウバエというと、家庭の排水や浄化槽、下水などの不潔な環境を連想させますが、このチョウバエは宅地周辺では見られず、腐葉土に湧き水などが浸み出すような環境で見られる気がします。

他のチョウバエも含めて、この仲間の成体になってからの生態については知識が乏しいのですが、本種の場合は葉の上で素早く8の字に歩き回っていることが多く、コントラストの高い羽の模様と併せて「視覚効果」を使ってコミュニケーションをとっているように思えます。