ヒラタムシヒキ
双翅目 ムシヒキアブ科 体長15mm前後
海岸で初めて見た本種。さらに小型のムシヒキアブ(ハマベコムシヒキ)を捕食中。
出会ったときにはどちらも種不明だった(^^;
二年ぶりに西表島の海岸で出会った際には、砂浜での個体数はけっこう多かった。
ややサイズが大きくて、腹端に毛のようなものがあるのがメスのようです。
こちらはオスと思われる個体。プロポーション的には「ハマベコムシヒキ」に似ている。
本州から四国・九州・南西諸島にかけての海岸に生息する体長14mm程度の小型のムシヒキアブで、自然度の高い砂浜にしか生息していないようです。 その後、2024年の西表島遠征で再び本種に出会うことができただけでなく、ちょうど発生期に当たったためか現地では多数の個体を見ることができました。 ishidaの地元愛知県の海岸ではどちらかというと「ハマベコムシヒキ」が波打ち際に近い湿った場所や漂着物周辺、本種がやや陸寄りの草地との境界付近に生息しているようなイメージでしたが、西表島でも(陸との境界に草地はありませんが)波打ち際よりは植生のある領域との境界線付近に多く見られるようでした。 ややサイズが大きくてプロポーション的に八頭身に見え、腹部の末端に毛の束のようなものがあるのがメスで、サイズが小さめで六頭身的なプロポーションのものがオスのようです。 |