チャイロオオイシアブ

双翅目 ムシヒキアブ科  約25mm

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とにかく大型で頑丈な体形に、毛むくじゃらなのでより大きく見える。

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これは腹部後端の形から「オス」のようです。

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オオイシアブ」と並んで大型で毛むくじゃら、頑丈な体付きをしていて、ムシヒキアブの中のヘビー級です。
同様にヘビー級のシオヤアブが平地などの開けた場所でも見られるのに対し、どちらかというと里山や低山地で見られ、より自然度の高い環境が必要なようです。
初夏から夏にかけて、上記のような環境で見られます。

初めはオオイシアブと混同していたのですが、本種のほうが明らかに茶色い毛が多いことと、やや大型な印象があって違いに気付きました。
実際、オオイシアブにも茶色い毛が多い個体もあるし、なんとなく見分けづらい気がします…(^^;
本種のほうがより毛深いのですが、茶色い毛が体側や脚の腿節まで覆っているのが本種だと思って見分けています。

東三河ではどちらも見ることができ、生息環境自体も同じだと思うのですが、そもそも「シオヤアブ」や「マガリケムシヒキ」に比べると生息数が少なく、発生時期や場所を含めて混在しているのかどうかは確認できていません。