トガリハチガタハバチ

膜翅目(ハチ目) ハバチ亜目 ハバチ科

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「ハチガタハバチ」にそっくりですが、触角の色が違う。

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何だか顔付きが怖そうに見えるのも「ハチガタハバチ」と同じです。

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近縁種の「ハチガタハバチ」にそっくりですが、触角の色の違い(「ハチガタハバチ」の触角は全体が濃い茶褐色、本種は触角の先端寄りが明るい黄色)で見分けることができます。
両種ともやや大型のハバチで、明るい黄色に褐色の縞模様のある体色は、屋外で見ると「ムモンホソアシナガバチ」そっくりに見えます。
そもそも本種も紛れもなく「ハチ」には間違いないのに「ハチ形」というのも変な命名な気もしすが、アシナガバチなどの細腰亜目(ハチ亜目)の真似をした広腰亜目(ハバチ亜目)ということのようです。

両種とも同所的に見られ、生活史も含めて違いはないようですが、どのようにして種分化して生殖隔離しているのかはよく判りません。
地域的な隔離や繁殖時期の違いで種分化した昆虫などでは生殖隔離が不十分なため混棲域ではしばしば雑種や中間的なものが現れますが、本種の場合は同所的・同時期に繁殖しているように見えるのに遺伝的な混合が起きないということは生殖器の違いなどでちゃんと生殖隔離できているということですよね。