ハコネハバチ 

膜翅目(ハチ目)　ハバチ科 　体長１２mm前後

はっきりした明るい配色が綺麗です。

正面から見ると鼻先の突き出た「犬っぽい」顔付きが精悍な感じ。

頭部後側面はふっくらしている。

やや大型で黄色とオレンジをあしらった配色が美しいハバチの仲間です。 ただ、本種に限らずハバチの仲間は資料が少なく、このように大型で美麗な種の場合でもネットで調べてもなかなかはっきりとしません。 色合いは全く違いますが、目立つ複眼や頬(頭部の後側面)が膨らんでいる頭部の形態、触角などは「セマダラハバチ」によく似て見えます。 模式標本の産地から「箱根」ハバチと命名されたものと思いますが、「札幌の昆虫」(北海道大学出版)の記載や自分の見た範囲からすると、少なくとも北海道から中部地方にかけて広く分布しているものと思われますが、なかなか出会うことが出来ません。