トゲナナフシ
ナナフシ目 ナナフシ科 体長60mm前後
沖縄本島で見た個体も同種。
ナナフシといえば、必ず擬態の例として取り上げられるものの一つで、海外では巨大な物から木の葉にそっくりなものなど様々あります。
トゲナナフシはやや太めの体で体にトゲトゲがあり、見た目はいかにも「枯れ枝」といった雰囲気で、非常に巧みな擬態となっています。しかし、意外にも見つけるのは写真のような石垣や土台の隅のようなところが多いような気がします。写真のような場所で見られるのは、夜活動して木に戻れなかった個体のようでもありますが、実際に樹上で枝に化けていると、私の節穴の目では見つけられないからでしょうか?
前肢も頭部を覆うように湾曲し、触角も一体にして1本の棒のように見せかけています。