オキナワヘリグロツユムシ 

直翅(バッタ)目 キリギリス科  60mm前後(翅端まで) 

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夜の森で見付けたオスの成虫。

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アオノクマタケランの葉上で擬態するメスの終齢幼虫。

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4月には、このように多数の幼虫がまとまって見られることも多い。

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沖縄本島とその周辺、沖永良部島に生息する大型のツユムシで、前胸部後縁から前翅の前縁にかけて黒い縁取りがあるのが特徴です。

4月の沖縄遠征では多数の若齢幼虫(本種かどうかは未確定ですが)を見掛けましたが、実際に成虫を見たのは5月末〜6月初の第4回沖縄遠征が初めてでした。
その際でもほとんどは終齢幼虫だったことから、主に6月からが本格的な成虫の活動期のようです。
一般的には何となく秋の虫というイメージですが、本種の場合は初夏の虫ですね。

幼虫の頃にはそれほど感じませんが、終齢近くなった幼虫の体色は透明感のある緑がとても綺麗なのに驚いたのですが、成虫の翅の繊細な模様や色合いも非常に綺麗でした。

「オキナワ」のつかない「ヘリグロツユムシ」も本土に生息しているそうですが、自分はまだ見たことが無いです。