オガサワラゴキブリ 
ゴキブリ目 オオゴキブリ科  体長18m前後

ogasawaragokiburi_8048209.jpg - 106,146Bytes
沖縄北部、今帰仁村の森の中の植物上で見付けました。

ogasawaragokiburi_8048200.jpg - 88,027Bytes

ogasawaragokiburi_8048192.jpg - 102,887Bytes

ゴキブリというと、一般にはあまりイメージのよくない昆虫ですが、本種も含めて人間に直接関わることなく暮らしている種がほとんどです。

 

この「オガサワラゴキブリ」はいかにも「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島の固有種のように感じますが、実は広く熱帯地方に分布し、日本では主に南西諸島以南で見られます。
(最近は一部九州南部等でも見られるようです。)

ネットで検索すると、和名で「オガサワラゴキブリ」とされているものの中には外観では区別のできない単為生殖するものと両性生殖するものの二種があり、種小名も違っていて別種とされているようです。
小笠原産は単為生殖型のみが分布、その他の地域は単為生殖型と両性生殖型の両方が混在するとのことでした

単為生殖するタイプは、島嶼部などに漂着した場合にも繁殖しやすい利点があるということですね。