クルマバッタ
直翅(バッタ)目 バッタ科 体長45mm前後
草原などに棲む、トノサマバッタに似たバッタで、体色は緑のものと褐色のものの二型あります。
後肢の脛節が赤みがかっているため、肢を伸ばすと目立ちます。頭には丸みがあり、前胸部の背面は稜線が鋭く立ち上がり、後ろに向かって尖っています。翅は腹部より少し長く、前翅には白い斑紋が2列あり、飛んでいる時には目立ちます。(トノサマバッタは前胸後端は丸みがあり、翅は腹部よりずっと長い。)また、羽ばたきの音は「ブーン」と大きく、着地する直前に「パチパチ」という音が混じります。
トノサマバッタは砂地や芝の上などの開けた場所でもよく見られるのに対し、こちらは主に草むらやススキ原などで見られます。