コカマキリ
カマキリ目 カマキリ科 体長60mm前後
全体に細身で華奢な感じのカマキリです。 緑色の個体も稀にいるそうですが、コゲ茶色(赤みの無い、くすんだ感じ)の固体が最も普通に見られます。 比率は少ないですが、非常に濃いコゲ茶のものや、逆に赤っぽいものも見かけます。 (昔は茶色いカマキリ=コカマキリだと思っていたが、オオカマキリも茶色い個体は多い)
顔は吻が短めで、相対的に横幅が広く見えます。 鎌の柄に生えた刺は長めで、前肢の内側にピンクと白と黒の明確な模様があります。 色の具合のせいか偽瞳孔があまり目立たず、なかなか目が合わない気もします。 でも、まるで宝石(タイガーアイなど)のような輝きの美しさも感じます。 このカマキリも移動性が強い(特に繁殖期の雄は非常に活発に移動します)
幼虫は初めは全身が黒くて、何となくアリのように見えます。
---------------- 2015.12 緑色型の写真を追加 -----------------------
これまで観察していて、出会ったことがなかった「緑色型」ですが、2015年の秋になって念願(?)かないました。 始めは「やけに小さいチョウセンカマキリ?」と思いましたが、よくよく見ると初対面のコカマキリ緑色型でした。 |