ヒゲマダライナゴ
直翅(バッタ)目 バッタ科 体長60mm前後
オスは体長が小さ目で、翅は腹端付近まである。
名前の元になった白黒斑の触角はオスのほうが長い。
前胸部背面の黒い溝状の斑紋をヒエログリフに見立てて学名としている。
メスの場合は腹部に対して翅長は短い。
この個体は若干茶褐色みが強い。
主に先島諸島(宮古島〜石垣島・西表島)に生息する大型のバッタで、何となく太っちょな体形も相まって、非常に大きなバッタに感じます。 主にイネ科植物を食べますが特に丈の高いススキでよく見られ、複数個体が群れていることが多いように感じます。
明るい青緑色からややくすんだ薄い褐色の範囲の色彩変異があるとのことですが、大多数は緑色のようで、半透明な翅も相まって、爽やかな印象を与えます。
体の大きさのわりに翅は短かめで、体長の小さいオスは腹端まで届く程度ですが、大柄なメスの場合は七分丈のズボンという感じです。
学名の「Hieroglyphus
annulicornis」は、前胸部の黒いしわ状の模様を、エジプトの神聖文字(ヒエログリフ)に見立てて属名としているそうです。
先島諸島では多くのバッタが年中見られますが本種の場合は年一化性のようで、6月中旬〜8月中旬でないと成虫は見られないようです。
ishidaの場合、2025年6月下旬の西表島遠征で初めて成虫に出会いました。
撮影しようと近付くと、他のイナゴ類のように茎の反対側へ回り込んで身を隠そうとしますが、サイズが大きいため隠蔽の効果は薄い気がする(^^;