ハラビロカマキリ
カマキリ目 カマキリ科 体長60mm前後
オオカマキリをぎゅっと押し縮めたような、ちょっとずんぐりむっくりの体形で、近所では最も個体数が多いカマキリです。 (前肢が非常に太く、小柄でもマッチョな印象かも) 色は緑のものと紫がかった茶色(更に翅に黄色?斑)の固体が半々くらい。時には青みのない黄色い個体もいます。 触角は細くて短め、前脚の第一節前縁の4個ほどの刺が黄色いのが特徴でしょうか。 卵から孵って分散した後はほとんど移動せず、成熟するまで同じ木(枝)で暮らすことが多いようです。 秋になって交尾・産卵期を迎えると盛んに移動します。(交通事故に遭うのもこの時期) 幼虫は肢などにぶち模様があり腹部が幅広なのが目立ちます。腹部をいつも背側に反らしています。 卵鞘は細長くて、最後につんととがった尻尾があるのが特徴で、木の枝でも家の壁でもどこにでも産み付けるようですね。 昔はこの卵がコカマキリのものだと思ってました(^^ゞ
このカマキリに限らず、孵化したての幼虫は流線形(卵鞘の中を抜け出してくるため、頭頂部の尖ったヘルメットを被っている)をしていて、糸で卵鞘からぶら下がりながらすぐに1回目の脱皮を行います。 脱皮したての幼虫は、まだ流線形だった名残りでずいぶんおでこが膨らんでいます。 |