アカアシチビツユムシ
直翅(バッタ)目 キリギリス科 体長14mm前後
小さいながら、触角は体長の3倍くらいある。
前脚の腿節が赤褐色なのが命名の由来。写真の個体はオス。
鮮やかな緑に黒点を散らしたような模様が爽やかな印象。
短くて反り返った産卵管を持つメス。
八重山諸島から台湾にかけて生息する小型のツユムシの仲間です。 現地での生息数はあまり多くないのか、それとも季節的なものなのかはよく判りませんが、あちこちの藪の中を歩き回っていても出会ったのは画像にあるオス個体1回きりでした。 ------------------------ 2024年11月 メスの写真を追加 ------------------------- 2024年6月の西表島遠征で初めてメス個体に出会いました。
一見した印象は「アシグロツユムシ」によく似ており、緑色に細かな黒点を散らしたような体表のテクスチャが爽やかで美しい印象です。
2022年5月末〜6月初の八重山遠征時に西表島で出会いましたが、体長14mmほどと、まるで小型のササキリのような圧倒的に小さなサイズにびっくりしました。
名前の通り前脚が赤褐色(というより茶褐色??)で、前述の「アシグロツユムシ」とは違って、他の脚は鮮やかな緑色をしています。
ただ、やはり季節的なものなのか、そもそも個体数が少ないからか、今回も複数個体に出会うことはできませんでした。
メスはやや腹部が長めなため体長としては大きめですが翅端までの長さは大差なく、スケール感としては雌雄の差はほとんど感じサイズという感じでした。