トリノフンダマシ

コガネグモ科  体長10mm前後

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体の下には体を固定しやすくするため「足場糸」を配置しているようです。

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このクモも、「名は体をあらわす」言葉通り、鳥の糞に擬態しているといわれるクモです。
よく似た「オオトリノフンダマシ」に比べてやや小柄でオレンジが濃く、白い部分もはっきりしていいるため、より「鳥の糞っぽさ」を醸し出しています。

トリノフンダマシの仲間は昼間は葉の裏に隠れて、夜になると大型の水平円網を張り、主に蛾などを捕らえるそうですが、その生態は観察はしたことがありません。
昼間に葉の裏側に隠れている際には、名前の通りに「鳥の糞」を装うように脚を畳んで丸くなっていますが、体を固定する足場糸を葉の表面に配置しているようです。
8月頃に笹などの葉の下に涙滴形の卵嚢をぶら下げ、それを保護します。

このクモもオスはまだ見つけたことがありません(^^ゞ