オオハシリグモ (オキナワオオハシリグモ)

キシダグモ科  30mm程度

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脚と頭胸部両脇の白いアクセントが目立つ大型個体。

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この状態で、だいたい手のひらを開いたくらいのサイズです。

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前二脚の先を水面につけて、振動で獲物の接近を検知する。

沖縄遠征の際に、沖縄北部やんばるの森で見付けました。

琉球諸島に分布する、地上性としては最大級のクモです。(実際には石垣島に生息するイシガキアオグロハシリグモが最大?)

 

沖縄本島ではわりとポピュラーなクモで、小型のものは水辺を歩くとよく見かけます。
しかし、魚まで捕食するといわれるほど大型のクモと聞いているのに、なぜか大型の個体には遭遇しませんでした。

 

2019年春の遠征時に、夜の渓流を歩いた際には非常に多数の本種を見かけました。
近縁なイオウイロハシリグモなどと違って夜行性の本種の場合は、主な活動時間が夜だということが判りました(^^;

 

前の二対の脚先を水面に触れて、振動で獲物の接近を検知するようです。
昼間はそのような行動をとっているところは見なかったので、やはり活動の中心は夜間だということですね。

ヘッドライトで水辺を照らすと本種の単眼が光って見えるため、個体数が多いこともあって比較的容易に見付けることが出来ました。

しかし、水辺から少し離れた場所で見つけた個体が最も大きく、足先までがほぼ自分の手のひらを開いたくらいある印象でした(^o^)