アリグモ

ハエトリグモ科 7mm程度

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巨大な鋏角(大顎)をもったオスの成体。

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造網性のクモではありませんが、不規則なに糸を張ってこのような住居とするようです。

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産卵が近いのか、腹部が肥大した成熟メス。

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色彩には個体差があり、赤や茶褐色を帯びる個体もあります。触肢で鋏角を隠して「アリ顔」を装っています。

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食事中で触肢を開いているため、小ぶりな鋏角が見えるメス。

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茶褐色の体色が入ったメス。

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「アリ顔」ですね。

珍しくも名前の後ろに「ハエトリ」とつかないハエトリグモです。

屋外の木の上などにいる姿はほとんどアリ。
持ち上げた前肢が触角のように見えるだけでなく、ご丁寧に頭胸部にアリの頭部と胸部ようなくびれまである念の入れよう。
更に触肢の先は平たくなっていて、雌または未成熟な雄が顔の前で触肢を揃えている姿はアリの口先のように見えます。
ただし顔を見ると、紛れもなくハエトリの一族(^^)
しかし、初めて成体の雄を見たときには「鋏角の巨大さ」に驚きました。
これが「成熟した男」のシンボルというわけ…

見ての通りの体型で、ハエトリグモにしてはジャンプは苦手なようで、身に危険が迫るとジャンプせずに「ポトン」と落下します。

2019年以降、日本国内に危険な外来種の「ヒアリ」が侵入しているとの報道が盛んになされていた影響でこれまであまりアリに関心のなかった人たちがアリを気にしだしたため、「見慣れないアリを見付けた」「ヒアリではないか?」といった問い合わせが頻繁になっています。
(実際、アリを見慣れていない人たちはみんな「見慣れていない」のでは…)
新聞の報道でも、保健所や警察へ問い合わせのあった中にかなりの比率で「アリグモ」が混じっているようです。
アリグモにとっては、アリに似せて危険を避けているつもりが、昨今の人間界の事情でかえっていわれのない攻撃にさらされているということでしょうね…

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葉の間にあるメスの住居を窺うオス。

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産室を作って卵嚢を守るメス。(自ら内部に籠って完全に出入り口を塞いでいる)

我が家の助手(次女)がミカンの葉にクモの産卵室があるのを発見、良く見ると中にアリグモ(と卵嚢)が透けて見えました。

また、あるとき見た雄は、住居の周囲で雌が受け入れてくれるのを待っていました。何度か拒絶されてもめげずに…