本家ZIPSHOTとは、雲台が別体であることが大きな違いです。
今回はオプション雲台「PB-57S」付きで26000ウォンのものを注文しました。
(実際には更に韓国国内配送料とEMS料金が加算されます。)
結果は、本家の「ZIPSHOT」に比べると、お値段は半分くらいですが品質(感)も半分くらい?お値段なりの造りだが実用にはなるかなというレベルでした(^^;
(ZIPSHOTだって造りには高級感はないですが、比べてしまうとPQ-5は安っぽさを演出しているのかと思うくらいの差があるのは事実です。)
そもそも韓国ではホルスベンヌが販売はしていますが、パッケージにはメーカーも何も書かれておらず、中国のパクリ製品専門の「無責任企業」が製造している様子です。
三脚基部の塗装なんかは凄い「ブツ」があって、見るからに品質低い(^^)です。
ブツがあるとお安くできる、なんていう理屈は無いと思うけど?(いい加減なメーカーがいい加減に製造しているので、工程管理や品質を無視して出荷しないと歩留まりが悪くなるのは道理です)
------------------------------公称値の比較-----------------------------------
伸長 ZIPSHOT:112cm PQ-5+PB-57S:105.7cm(PQ-5単体では100cm)
縮長 ZIPSHOT:38cm
PQ-5+PB-57S:28.5cm(PQ-5単体では24cm)
重量 ZIPSHOT:312g PQ-5+PB-57S:343g(PQ-5単体では260g)
積載重量 ZIPSHOT:1.35kg
PQ-5+PB-57S:1.3kg
雲台 ZIPSHOT:自由雲台(一体) PQ-5+PB-57S:自由雲台(PB-57S)取り外し可能
セクション数 ZIPSHOT:4セクション PQ-5+PB-57S:5セクション
ちなみに、「伸長」はセッティング時の高さではなく全長です。
セッティング時、PQ-5+PB-57Sでは92cmほどです。
(ZIPSHOTには「ZIPSHOT
Mini」という弟分もあり、縮長23cm、伸長71cmとあります。)
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失われた(^^;ZIPSHOTと並べての比較はできませんが、コンパクトカメラからm4/3程度のカメラなら縦位置含めて十分、一眼レフは単焦点標準レンズくらいなら傾けなければOKかしら?。
実力的にはZIPSHOTとほぼ互角、という印象です。
Gmarketのショップの写真ではCanon
EOS5D+単焦点をセットしているが、もちろんishidaにはそんな勇気ありません。
また、携帯性は軽さでZIPSHOTが有利、PQ-5の場合はセクション数が多いために、縮長は短い利点はあるが外径が太めになるのは不利です。
せっかくわざわざ雲台付きの物を購入したんですが、PB-57Sは「見るからにボロい」雲台でした。
見た目だけでなく、操作感も悪くていただけません。
最終的、にベルボンのクイックシュー雲台「QRA-3」を組み合わせて使用しています。
先日、「富士見台〜南沢山縦走」で実際に使用しましたが、雪に突き刺すと抜けない(ジョイント部分が先に抜けてしまい、雪に潜った下の方が抜けてこない)ということが判りました。
無理に引っ張るとショックコードが切れてしまいそうで怖いですね。
雪のある場合は、CUBEかST-3のほうが無難かも…です。

分割が5セクションなので、縮長が短い代わりに畳んだときの束の外径が太くなる。

ショックコードで繋がったジョイント。(左) オプションの雲台PB-57S。三脚基部の塗装ブツも見える。(右)

雲台PB-57S。(左)
取り外した状態。1/4インチなので、一般の小型雲台の取り付け可能。(右)

雲台として普通に使うのに不都合ありませんが、臼押し上げ式で感触も精度も悪い。

よく登場するベルボン自由雲台QHD−41Q(左)とPB−57S(右)。

交換すると、縮長が29.5cmになりました。
ちなみに、付属してきたスタッフバッグもけっこう安っぽくて、紐などもほつれているだけでなく、コードロックがショートショットで割れてるし(^^;なかなかこの低品質さも凄いですね。
ほつれを焼いて溶かし、ロックも手持ちの部品に交換してやりました。

恐るべき品質(^^;ですな。金型もよほどボロいのか?(左) 交換しました。(右)